御存じの方もおられると思いますが、HPプロフィールの通り2003年より柴田英昭と松永和也で活動してきました淀川テクニックですが、二人で色々話した結果現在は柴田英昭一人での活動になっています。

思えば元々僕一人で村上隆さん主催のGEISAI#2,GEISAI#3,GEISAI#4(アーティスト名間違っていますがナイロン袋かぶってるスーツの人)と連続出品していたところ、2003年淀川フェスティバルに誘われて友達だった松永に声を掛けて作品を作り、それをGEISAI#5に出品する為に「淀川テクニック」というユニット名を名乗ったのが始まりでした。

役割分担を二人で申し合わせた事は無いのですが、基本的に僕がアイデア係で企画を出し、それを松永が現場係のような感じでゴミを集めて制作は一緒にやっていくスタイルで13年ほどやってきましたが、実は去年の後半から最近まで約1年間、基本的に僕一人で展覧会や制作、ワークショップをやらせて頂きました。
ヘルプを頼んだり至らない点もありご迷惑をかけた事もあるのですが、僕一人で乗り切ることが出来たので今回公に発表することにしました。

そしてタイトルの通り淀川テクニックの活動を一新します。
勿論ゴミで作品を作ることも一つのテーマとしては残っていますが、淀川テクニック以前から持っていた初期衝動に戻り、よりフレキシブルにアートに対する素直な疑問をぶつけていくつもりです。
ちなみに淀川のゴミを使い始めたのは、当時淀川区に住んでいた自分にとって、もしアートが何でもありならば河川敷で無料で手に入るゴミでもいいやんか!というシンプルな動機でした。

そして去年一人で海外に行って色々経験させてもらえる機会がありました。
夏にエジプトに行き世界のゴミアートの広がりを感じ、年末にジョグジャカルタ(シンガポールも少し)に研修に行った際いくつかの新しいコンセプトを発見したのと、3月に香港のアートバーゼルに行きバリバリのコマーシャルアートを見てきたのですが、それらの体験が今後の自分のアートのスタイルをガラッと変えてしまう本当に衝撃的で凄い体験でした。

そして、現在は上記の「アートがもし何でもアリならば~」の問いが一周回って、限定されたゴミでここまで表現出来るのならアートのレールにあえて乗っかっても素材に振り回されることなく(勿論ゴミも含めて)、今までに全く引けを取らないむしろそれ以上のコンセプトで作品を作る道筋が見えていてとてもワクワクしています。

後、鳥取に住んでるから淀川じゃないじゃん!と思われるかもしれませんが、つい先日もマンデイプロジェクトで関西に出た際、淀川のおっちゃんの家の横に暴風雨の中2連泊野宿させてもらったりしていて、より淀川テクニックな感じではあります(笑)。

夜のテントからの眺め

 

それと松永とは学生の頃からの粗大ゴミ拾い&飲み友達なので、また淀川河川敷や梅田、十三辺りで一緒に酒飲んでると思います(笑)。

今後もおもろい事をどんどんやってきます。
よろしくお願いします。

淀川テクニック 柴田

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