シンガポールでの個展の際に、一度に展示するならば何点かを一人の女の子のストーリーとして展示してみようという試みがあったので、画像だけではわからない部分を文章にまとめてみようと思います。

まずその作品四点を載せてみます。

「ある雨の日-1」''a rainy day 1'', 2018, painting-acrylic on canvas

「飛べない翼」''flightiess wings'', 2017, painting-acrylic on canvas, sculpture-mixed media

「静かな朝」''In the seas'', 2018, painting-acrylic on canvas, sculpture-mixed media

「ある雨の日-2」''a rainy day 2'', 2018, painting-acrylic on canvas

起承転結ではなく、最後のシーンは同じような何気ない日常の中のワンシーンです。二枚目はダンスをしている女の子で自分の感情のままに身体を動かして外向きにエネルギーを開放しています。そして三枚目は海の中で自分を静観しています。日常生活の中で自分が生きているなと実感する時はどんな時だろうと思うと、心が動いた時であったり逆に死ぬほど落ち込んでいる時に消えかけた蝋燭位になった自分の心が見えた時など、それは心の針の振れ幅が大きい時に実感するのではないかと思います。二枚目と三枚目はその振れ幅を描いています。そして四枚目で何を描くかというと、また一枚目の風景に戻って行きます。ただこの女の子には二枚目と三枚目の経験を日常に持って帰っているとしたら、その時に見える景色は違ったものに見えるのではないか。という事を四枚を通して表現しました。この流れは美術館やギャラリーで絵を見たときやライブ、舞台、映画などでもいいのですが、鑑賞したあとまた日常に戻って行って今まで見ていた景色に少しでも違う見方や違う想いを感じでもらえないかというのが、いつも展示をする時に思う事です。それは自分が制作する時に大切にしている部分なので形として残そうとこの四点を制作し、こうして文章にまとめてみました。上手く言葉に出来ているのだろうかという感じですが、次に展示をする時にもここに書いている事を形にしていると思うので是非、作品を展示した空間に足を運んでいただけたらと思います。

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