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先日久しぶりに六本木へ参りました、しかも娘連れ(笑)でございます!美術館やギャラリー、海外からのお客様が泊まるホテルもある街なので以前は何かしら用のある場所でしたが、最近はすっかり足が遠のいておりました。。。

さてさて、私の用事につきあうだけでは飽きてしまうだろうし「どこへ連れて行こうかな?」と考えた時、真っ先に浮かんだのがヒルズにあるルイーズ・ブルジョア作の巨大な蜘蛛さんのところ!(本当のタイトルは「maman ママン」)

Louise Bourgeois、大好きなアーティストです。今年の5月に惜しくも亡くなられましたが、享年なんと98歳!それでもやはり惜しいですよね。。。

彼女の作品をはじめて見たのはロンドン?NY?パリ??もう覚えていません。忘れるくらい様々なところでコレクションされている大女性アーティストです。

だからこそ、この作品がヒルズに入った当初は「どうして日本人の作品を入れないのかしら?」なんて小生意気な事を思ったりもしました。だって日本の新しいアートセンターを抱える六本木ヒルズのメインエントランスなのですよ、ブルジョア蜘蛛さんのような超有名な作品ではなく日本の若手アーティストの作品が入ったら素晴らしいではないですか!

でも「子供に見せたい!」と真っ先に感じたのはやはりブルジョアの蜘蛛さん(だからママンです!)なのです。やはり作品に力があるのですね。

肝心の娘の方は予想通りの大興奮!まずはあの蜘蛛の大きさに圧倒されて足を止め、ひととおり眺めた後に猛ダッシュで走り出し、足につかまってみたり卵を抱えた蜘蛛のお腹を仰ぎながらクルクルとまわってみたり・・・それはそれは楽しそうでした♪

親の私は「よっ、これぞパブリックアート(Public art)だ!インタラクティブアート(Interactive art)だ!」とひとりで盛り上がっておりましたが(笑)娘(弱冠2歳)にとっては間違いなく単なるおもしろい「モノ」に過ぎなかったでしょう。でもたとえ娘がそれをアートとわかっていようがなかろうが、その「モノ」が彼女を喜ばせ、おもしろがらせたのは確かであり、やはりそれは「作品」の持つ力というものでしょう。

ブルジョア女史、お見事です。そして素敵な作品をありがとう!

アーティストご本人が亡くなってもこうして作品が生き続けていくこと、その素晴らしさを目の当たりにした一日でした。

Ms.Louise Bourgeoisがあちらの世界でも素敵な作品をつくってくださることをお祈りいたします。

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