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西銀座チャンスセンターをご存知ですか?
日本全国から宝くじを買い求めにたくさんの方が訪れる宝くじ売り場の「メッカ」です。売り上げも日本一なら年末ジャンボの1等も最も多く出す売り場だそうで、毎年見られるスタンド前の行列は冬の風物詩のひとつと言っても過言ではないと思います。私も銀座でこの大行列に出くわすとその年の終わりが近いことを実感したりします。

そのチャンスセンターに設置され、宝くじを買いにきたお客様が当選祈願をする「招き猫」をなんと吉田朗が制作致しました。題して「宝猫」ちゃん。ジャンボ発売初日(24日)はあまりにも多くの方が訪れるので、関係者様の「作品を壊したくない!」とのご配慮の元、発売ふつか目の本日、25日にお披露目して頂きました。

私が現場に着いたのは昼過ぎだったのですが、大安吉日ということもあり2時間半待ちの大行列!売り場前を何回か蛇行した行列は角を曲がって日比谷方面までなが〜く延びていました。その活気に満ち溢れた光景を見るだけでもワクワクするものですね♪

肝心の「宝猫」ちゃんは5番窓口に置いてあります。私の素人写真では現場の熱気も何も全く伝わらないと思いますが、とにかく人・人・人でなかなか猫が写らない。。。これでも椅子の上に乗ったりしてがんばったんですけどね(笑)

最初にお話を下さった関係者の方は「宝くじ売り場に置かれる招き猫の制作など断られるかもしれない。」と思っていらしたのこと。こちらとしては「吉田が作りたいものを作っていいのであれば(作品の芸術性が保たれるのであれば)喜んで制作致します!」とお引き受けしたのが1年以上前。本当に小さな猫ちゃんです、でもずいぶんと長い時間をかけてやっとお披露目されるに至りました。関係者の皆様がとても好意的で、何かアクションを起こされる時は必ず「大安」の日を選んでいらしたのが「宝くじ」の仕事ならではで楽しい思い出として残っています。

日本全国から「夢」を抱いて集まってくる人々の様々な思いを受け止める小さいけれどたくましい「宝猫」。あれだけたくさんの方の目にふれる場所に置いて頂けるとは招き猫冥利(笑)、いや作品冥利につきます。私自身も「吉田の宝猫が銀座の新しい名物になって欲しい。」という「夢」を抱いて売り場を後にしました。素敵な仕事を下さった関係者の皆様、ありがとうございました!

是非皆様も銀座周辺に行かれる際には覗きに行ってみてください。そして皆様の「夢」が叶いますように!

今年はユカリアートでも宝くじを買わないとな(笑)

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