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淀川テクニック柴田です。

続いて1月31日に田尻小学校で行った「破壊工作」というワークショップです。

物騒なタイトルですが、読んで字のごとく何かを破壊しそのパーツを使って何か生き物を作るというワークショップで、破壊と創造を一気に体験してもらう神様の様なワークショップです(笑)

狙いとしては「似てない似顔絵」「飛ばない凧」もそうだったのですが、作品を作る前の初期衝動のようなモノを味わってほしくて企画しました。

今までの淀川テクニックのワークショップで使う素材は主に川や海から集めた素材を使っていたのですが、今回は身近にある見慣れたモノを破壊して偶然出てきた形を使って新たな何かを作ります。

対象は午前2年生と午後3年生の2回実施しました。
このブログではかいつまんで1つにまとめて報告します。

実はこのワークショップ、とにかく素材集めが命で事前に生徒達に不要物を集めてもらうよう告知していたのですが、僕のイメージする量が集まらず、素材の提供を以下の2団体様にお願い致しました。

国崎クリーンセンター啓発施設

藤浩志企画制作室

(順不同)謹んでお礼申し上げます。素材提供無しには今回のワークショップは成り立ちませんでした。

ということで大量の素材を体育館に広げて生徒たちを待ち受ける。

最初に生徒たちの前で軽く挨拶と、様々な生き物のスライド、モノの壊し方とグルーガンの使い方を説明したらいよいよスタート

「いつもは何か壊したら怒られるけど、今日は壊しても大丈夫です!スタート!」

物凄い勢いで素材をあさり始める子供達

テンション上がりすぎてしまう子供たちに「モノは投げたらあかんでー!」「走ったらあかんー!」という怒号が飛び交う

写真撮りそびれてしまったのですが、破壊は簡単なものは生徒たち自身で分解してもらい、難しい物は何人かの大人のスタッフ、それでも壊れないモノはセメントブロックの上で袋に入れてトンカチでたたき割ります。

見慣れたオモチャも分解してみると

おもろい形が沢山出てきます。

自転車を頑張って分解する
このあと友達とホイールの取り合いになって喧嘩勃発…

女の子たちはやはりぬいぐるみ系が好きなようでした。

ただ、やたら「この人形の首切って~」というリクエストが多数…

簡単な工具なら生徒たちに使ってもらいました。

徐々に作品が出来上がってきます。

完成した作品はステージに並べてみんなで鑑賞


こういう制作系のWSをやるといつもそうなのですが、一気に制作チャンネルが入って没頭してしまい時間内に全然終わらない子が何人か出てきます。

かくゆう僕も小学生の時はそういう子供だったわけで、断腸の思いで「そろそろ終わりだよ~」と促す。

  

嵐の後

最後に淀川テクニックの作品紹介スライドを見て終了。
事前に子供たちに見せて「これをつくればいいのね!」と世界を狭くしてはいけないと思ったので最後に見せることにしました。

このWSは僕が小学生の頃いらなくなった蛍光灯のライトを石の壁にぶつけて「ボン!」と音をたてて壊れた時の快感や、いらないテレビや洗濯機を分解(本当は感電の危険あり)した時に細かいパーツを発見して心を踊らせた記憶がベースになっています。
多分子供の時の僕もこんな表情で分解&制作してたんだろうな~という生徒たちの顔をみることが出来て、とても楽しい時間を過ごせました。

以上、淀川テクニック 柴田でした

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