22日
京都から、さかもり(というニックネームの子)が来てくれる
僕は京都造形芸術大学でマンデイプロジェクトという授業をしていた時の2017年度のアシスタントとして授業をサポートしてくれた生徒。
ワークショップ「逆デッサン」「移動」「飛ばない凧」
プペルはマンデイプロジェクトで作るねぶたの構造を応用しようと考えている。
木材と針金でフレームを作り、そこに雑誌とか布を貼ってみて実験。
ゴミの整理
落ちているときはゴミでも分類することで作品のための素材に変わる制作の前半ではかなり重要な仕事。
作品によって必要な色、形、素材で分類することで作品のイメージが出てきて、やるべき作業が見えてくる。
今回はタカアシガニ、プペルを作るのだが、プペルは淀テクの魚に乗っているイメージにしたので実質大型作品を3つ作るのだが、ゴミの使い方を全て変えようと思っている。
ところで、よくインタビューでイメージが先ですか?ゴミが先ですか?と聞かれるのだが、正直どちらともいえない。
淀川で遊ぶように作品を作りだした頃は淀川という場所とそこにあるゴミに100%インスピレーションを受けたが、こういったプロジェクトで作品を作る場合、ゴミを探す前から作品のプランを出さなくてはならないのでそうもいかない。
最初の作品のイメージと現地に行って見つけたゴミの種類、そしてそこで起こる思いもよらない問題だったり事件だったり、集まったメンバーによって流動的に作品の形が変わっていく。
ひとまず集まったゴミの仕分けをミヤビちゃんとさかもりにお願いする。
ゴミを素材、色、大きさ、形などで分けていくことで、この中で何ができるのかが見えてくる。
25日にはウルトラファクトリーからマツコ(というニックネームの子)が来てくれる。
ウルトラファクトリーはヤノベケンジさんがボスを務めている。淀テクとヤノベさんとは2005年にキリンアートプロジェクトというコンペで色々手ほどきを受けた淀テクにとって師匠的存在。(リンクに淀テク入ってないけど実は2005年度の最後の受賞者だったりする)
マツコもウルトラファクトリーのプロジェクトに足しげく通い、インパクトドライバーも溶接も出来る淀テクから見ると弟弟子のようなDIY女子。
制作とは関係ないけど、ゴミ拾いついでに拾ったウミヘビの死骸を解体して皮を採取するマツコ。
11月30日
でのっちが参戦
京都造形芸術大学マンデイプロジェクトのFA(ファシリテーターという名の先生)の同僚でドーベルマンというバンドの吉田田タカシという人がやっているアトリエe.f.t.に所属するアーティスト。
クソがつくほど真面目な絵描き
でのっちは絵描きと言っても美大を卒業どころか、中学校を登校拒否で中退、高校も通信制のを卒業しその後は吉田田さんとe.f.tに出会って独学でアートを勉強している僕から見てもびっくりするくらい筋金入りのミニマムなアーティスト。
僕も美大を出ていない野武士系アーティスト(笑)なので吉田田さんもそれを見越してでのっちを紹介してくれたのだろう(笑)
ちょっと前にワタリウム美術館のパープルーム大学という展示で高校中退をコンプレックスにしているアーティストがいたが、でのっちはそんなもの比じゃないくらいの地の底から這いあがってきている。
昼飯はいつも朝炊飯器で炊いたご飯に沖縄の食材を混ぜて保温、お昼には丁度良い混ぜご飯になっていてこれにコーレーグス(島トウガラシの泡盛浸け)とスクガラス(いわゆる酒盗)でがっつく。