12月1日
淀川テクニックとして美ら海水族館にタカアシガニを設置予定、そして西野さんとのコラボ作品としてプペル&魚を旧塩屋小学校に設置予定なのだが、今までは2つとも美ら海水族館のある海洋博公園内の倉庫を間借りさせてもらって制作していた。
そして12月から新たな展開!
なんとプペル&魚は12月1日に展示場所である旧塩屋小学校へ移動させて完成させることになる。
今のところプペルも魚も骨組みのみ。
2tトラックに載せて移動
美ら海水族館から旧塩屋小学校ま30分かかる。
宿舎から美ら海水族館までは車で30分、そして旧塩屋小学校から宿舎まで40分かかる…
大変さを伝えたくて図に描いてみたが(笑)、とにかく同時に別々の場所で作品を2つ作るのは初体験。
世の中は色々なアーティストがいて自ら手を下さなくても作品が出来る場合もあるが、残念ながら淀テクは素材(ゴミ)の形が全て違うため、ここは青色、あっちは赤色みたいな感じで指定が出来ない。
同じプラスチックのバケツでも色も形も退色具合も違うし向きを少し変えるだけで雰囲気が全く違うものになる。
でもやらなくてはいけない…
う~ん、じゃあ自分は今までモチーフに対してどうやって素材を選んできたんだろう?と考えてみる。
最初は何となくつけていたゴミも何個も何個も作品を作っていると、どうやら自分の好みだったり、モチーフをどう見せたいかによってルールが生まれてきているみたいで、それを自分の中で言語化してしつこくしつこく僕の生霊が乗り移るくらいに手伝いの人たちに説明することにした。
そして生霊が乗り移ったところで(笑)とにかく一度作ってもらい、僕のイメージがうまく反映されているかどうかを確認し、うまくいってればOK、なんか違うならやり直しという提案型制作をやってみることにした。
とにかく色々手探りで沢山失敗したが、面白いのは僕の生霊がしっかりの乗りうつっているのに僕のイメージ通りではなく、僕のイメージを裏切っていてなおかつとても淀テク的な出来栄えだったりすることが作業が進んでくるとちらほら出てくることがあった。
例えばコラージュ川柳でルールを作ったのは僕だが、圧倒的に面白い句を作るのはそのやり方を聞いたコラージュ川柳倶楽部の部員達だったことに近い。
ちょっと話はそれるが、沖縄でもコラージュ川柳を作ろうと思い沖縄の新聞を買ってみるとたまたまコラージュ川柳の特集をしていてかなり驚いた。
昔、知らないところである新聞がコラージュ川柳コンテストをやっていて、なんじゃこりゃ!と腹が立って電話まで掛けたことがあるが最近ではなんだかそれもどうでもよくなって、できるだけ沢山の人がコラージュ川柳をを楽しんでくれたらいいな~と思っている。
またどこかの新聞社とコラボとかできたら楽しいのでこれを見た人宜しくお願いします!審査員くらいはしますんで(笑)
話は戻って、僕は運転が大嫌いで、でも免許を持っているのが僕とタツオさんのみ。
朝6時くらいに宿舎を出て、塩屋小学校に到着し作品を少し作って説明、その間にタツオさんとマツコは美ら海水族館に行きタカアシガニ制作、塩屋小学校で作業がノッてきたら現場を任せて美ら海水族館行き3人で制作、「18時の美ら海水族館が閉まるタイミングでもう一度塩屋小学校に行き夜遅くまで制作、タツオさんとマツコはその間に宿舎で飯を作る、夜遅くに僕と塩屋小学校メンバーが宿舎に帰り飯食って寝る。というサイクルで毎日へとへとになり魂を削っていく。