高品質〜!
汗だく、なりふり構わなすぎ & 不思議な話し方 が際立ちますね。(笑)
タイムマシンにお願い。最後の後ろ姿、髪、整えてあげたい!恥ずかしい〜。
いきなり個人的感想を述べてしまいました。陳謝。
撮影は、ノ・キフンさん。
動画は2分36秒にまとめられていますが、カメラはずーっと貼り付いていました。
その存在を忘れちゃうくらいずっと。
その土地、その場所の、人の気配、幾重にも重なるリアリティを
押し付けることなく、ぐーっと強く感じさせる彼の作風は、
このようにして生み出されるのだと、勉強になりました。
細かな気遣いも嬉しかったなぁ。
↓ これが、ノ・キフンさん。ノマド。
時々、日本にも現れるので、あなたも会えるかも。
さて、本題。
この動画は、いしかわかずはる が 韓国の SODA museum にて
作品の公開制作 & 公開メンテナンス をしている様子を撮影したものです。
動画のタイトルにある、' My Little Dreamer ' は、新作の名前。
' Vivid Project ' とは、今回のメンテナンスを含めた本企画の全てを
そう呼ぶというわけです。
ナレーションでは、主にメンテナンスのことを語っています。
太陽の影響で色がすっごく変わるって強調してるけど、染料によるんです。
けっこう大丈夫なのもあると、ここで補足しておきます。
この糸はきっと色変わるかもなあと分かっていても、
それを使いたから使う。その後のこと、どう変わるかは予測できないから、
心配はあるけど、心配よりもそれを楽しみにしてたりする私。
世の中には、永遠の美 を本気で求める価値観があり、
私が専攻した油画なんかは正にその歴史の上にあると言えます。
それとは別のものを自分は楽しんでいるなぁ と実感します。
モデルさんにきちんと静止(ポーズ)してもらって描くより、
普段通り、笑ったり話したりうたた寝したり風に吹かれたり、
同じ時間の流れの中で描くのが好きなのと、きっと直結しているんだと思います。
大きな意味で、「アート」とは「人が成すこと」と自分なりに定義しています。
だから根本的に、非・自然。
でも、それさえも、自然の仲間入りしたい、共に在りたい、
「無為自然」への憧れが、多分あるんだと思います。
ならば!
髪ぐしゃぐしゃを恥ずかしがることはない!
でも、この恥ずかしさが社会との絆なんだろうね。
さてさて、再び本題!
この動画は、2016年のインタビューとともに、SODA museumに
設置されたモニターにて上映されております。
そして、新作" My Little Dreamer "の解説文が、作品のそばに設置されました。
解説文は、キュレーター:リュ・ダウムさんによるもの。
「 いしかわかずはる は、微笑ましい日常の場面を素早く捉え、
節制された線で表現し続けている。そして、そういったドローイングを
キャンバスのほか、壁、窓、木など多様な場所に毛糸で再構成し、
空間に生命を吹き込むインスタレーション作品を展開する。
今回、新たに発表された< My Little Dreamer >は、作家の幼い子供が
眠っている姿を描いたドローイングだ。作家は、空色のきらめく布を使って、
コンクリート壁面に絵を描いている。ここには、子供が良い夢をたくさん
見られるように暖かい夜のイメージを作ろうとする父親の心が表現されている。
すやすや眠る子供の姿を通して、観客は、コンクリートの冷たい壁で、
楽しさと和やかさに出会えるに違いない。」
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