写真提供 : 山中カメラ
こちらは、「 宇野港編集室の1年目 」でのワンシーン。
宇野港すぐそこ、駅から徒歩数分。
いしいひさいち 著『ののちゃん』の漫画が描かれたプレートがあちこちに並ぶ商店街にある
二軒のスナックの間の通路をくぐった先にある隠れ家のような古い民家を
本格的なDIYでリノベーションした「 泊まれるコワーキング・ZINEスタジオ 」。
それが、「 宇野港編集室 」。
私も訪れるのは初めてだったのですが、
クリエイティブな面々による『共同アジト』っていう印象でした。
大人になっても大学のサークルのような、各人違う目的を持ちつつ連携してる
なんかいい感じな所でした。
本棚もなかなか充実していて、アート系や幅広い文化系の、
近い時代を振り返ったり現在進行形な感じの私設持ち寄りライブラリーが魅力。
もちろんZINEも売っている。
岡山の熱い / 厚い文芸シーンともリンクしているようです。
この場所を立ち上げたのは、橋本誠さん。
橋本さんは、2009年に いしかわ を" KOTOBUKI CREATIVE ACTION " に誘ってくれた人物。
横浜の常設作品、 Drawing for ' porto ' 誕生のきっかけを用意してくれました。
ほか、数々のアートプロジェクトに携わり、
光合成に於けるマグネシウムみたいに、地域とアートを繋げるプロフェッショナル。
現在、東京と岡山を主な拠点して活動されています。
岡山の拠点が、ここ、宇野港編集室 というわけです。
自分の拠点さえ、他者に開いた形でつくるところが、とても橋本さんらしくて興味深いところ。
そんな宇野港編集室のオープン一周年を記念して、9日間のオープンスタジオ + あれこれイベントが開催され、
「瀬戸内でつくる」というテーマによる5コマのトーク企画の最初のゲストとして、
2025年2月16日、いしかわ が登壇しました。
トークの内容は、直島の いしかわ作品について。
スライドを進めながら、それぞれの経緯や、島の人とのエピソードなど。
質疑応答や、あんまり人に話してなかったことにも触れたり...。
座布団とソファの客席。 いしかわ も胡座スタイル。
正に、アットホームな雰囲気での一時間でした。
宇野港編集室
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