香港・中環(セントラル)のマンダリン・オリエンタルホテルを舞台に開催されていたAHAF・アジアトップギャラリーホテルアートフェアが先月27日に無事終了致しました。1年前に出会ったお客様たちとの再会に加え、新たな出会いにも恵まれ夢のように楽しい日々でした。

昨年はビクトリアハーバーを望むウォーターフロントのグランドハイアット・香港で開催されましたが、今年はイギリスの建築家ノーマン・フォスター(Norman Foster)によるHSBC(香港上海銀行)の本社ビルや香港で最も高いビルであるIFC などの高層ビルが立ち並ぶ中環(セントラル)のど真ん中、マンダリン・オリエンタルホテルが舞台。美しいシティビューが印象的でした。

「あれ?窓際に??鳥?」(笑)そうなんです!こちらは去年の同フェアで大好評を頂いた淀川テクニックの新作、「鳥」シリーズから「カラス」と「ニワトリ」。昨年はおなじみ「魚」シリーズでの参加+お部屋もオーシャンビューだったので「海」と「魚」で窓の前に飾りましたが、今年も「街」と「鳥」で再び窓辺を中心に飾ってみました。去年「魚」を見てくださったお客様から「進化している!」「去年よりもっと作品と対話できる!」とうれしいお言葉の数々を頂戴し、今年も熱烈歓迎して頂きました。(昨年の展示はこちら→2010年3月9日のニュース)

こちらはバスルームでの展示。トロピカルな鳥さんもたくさんいました。亜熱帯の香港にぴったり!奥に見えるのは藤永結(ふじながゆい)ちゃんの作品。

大畑伸太郎の作品はこちら。今回は彼のトレードマーク的スタイルである平面と立体をセットしたものではなく、絵画だけの展示です。大畑の作品もやはり人気があります。

北京からはるばる夜行列車でやってきた田代裕基の新作はこちら。今回は絵画のみの展示ですが田代的動物ワールドの魅力は平面でも立体でも同じです。「ここはアフリカみたいでいいね。」とお客様のダイレクトな反応が楽しかったです。

昼の光と夜の光で作品がまた違った雰囲気を放つのがホテルフェアのおもしろさのひとつ。

今年もたくさんのお客様がご来場くださいました。皆様が一生懸命に作品の解説を聞いてくださり幸せ者の私です!

香港の街はその歴史を反映し、そこかしこにイギリスの雰囲気があります。元ロンドンっ子の私としては英国と、赤や黄色のthe香港カラーが混在しているのを見るだけでテンションがあがります(笑)それから今回はじめて気づいたことがひとつ。空港から香港島へ向かう時に見える景色や尖沙咀(チムサーチョイ)側から見る中環(セントラル)の高層ビル群はNY、マンハッタンの摩天楼に似ているのです。香港もNYも何か夢を感じられる都市。活気がある街っていいですね!

香港の皆様、どうもありがとうございました。多謝!

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