伊藤遠平 online展
2012年10月15日~11月28日


新潟県立万代美術館で開催されている「ジパング展・沸騰する日本の現代アート」
に出品中の伊藤遠平によるオンライン展です!

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「無題 白」/2012/キャンバスに油彩/145.3×89.5cm

「無題 白(三連画)」/2012/キャンバスに油彩/各91×60.5cm

「Ceramic シリーズ」/2012/粘土・枯れ葉・枯れ枝/
左 H14.5×W17×D20cm 右 H17×W15×D17cm
※「小さな森の大きな展覧会」より

「ドローイング」/2012/ 紙に鉛筆・色鉛筆/各45.5×38cm

「Endogenous Ⅰ」/2012/キヤンヴァスに油彩/194×162cm
※「ジパング展」出品作品

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作家からのメッセージ

自然に恵まれた里山の麓で生まれ育った私にとって森と対話する機会には大変恵まれていたと思います。
森の中に佇んでいると、驚く程多くの生命達の息づかいを感じる事ができます。
それは目に見えるものだけでない、樹々の内部の静かな呼吸も地中に広がる根の動きも、想像は無限に広がって行きます。絶えず動き続ける生命の流れがここにはあるのです。 

私の現在の表現は、油彩による絵画作品と陶による立体作品が中心でありますが、絵画は粘性の強い透明感のある絵具を何層も塗り重ねることで次第に形象性を帯びて来ます。
キャンバスという母なる大地に生命が誕生するかのように、下地を施す際により良い環境をもたらす事で、粘性の強い油絵具は複雑に絡み合いながら定着し、画面の中で成長して行くのです。

立体作品も絵画同様、偶然性と自身のテーマのせめぎ合いの中から生まれてきます。
粘土を泥状にしたものと森から採取した枯れ葉などの自然物を混ぜ合わせながら、様々な生命感が表出されて来るまで、何度も繰り返しながら制作しています。

絵画と立体作品がお互いに響き合う事で、作品を見る側により豊かに働きかける事が出来ればと期待しております。

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伊藤遠平のプロフィールや過去の作品画像はこちらから:artists 伊藤遠平
※作品へのお問い合わせ、ご取材等はcontactページからお願い致します。

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