ユカリアート
Director/代表
portrait by ISHIKAWA, K
三潴ゆかり(みづま・みつまゆかり)
東京都出身。早稲田大学商学部卒業後、NYとロンドン(Sotheby's Institute of Art)に留学しアートを学ぶ。
2005年、ユカリアートの前身 "yukari-art,inc"を設立し現在に至る。
関連記事(抜粋)
2019年 早稲田ウィークリー
「孤独の芸術 アートディレクター・三潴ゆかり『その戦い、サポートします』」
2009年 cinra.net
「ポケットマネーでアートを買う! vol.1 YUKARI ART CONTEMPORARY」
2006年 渋谷文化プロジェクト 「渋谷で出会う ポーラ美術館の印象派コレクション展」×みつまゆかり
ブログ (アーカイブ)
About/ユカリアートについて
ユカリアートは東京を拠点に現代美術家のマネジメントや作品の販売、展覧会の企画・開催を行っています。
2005年に前身となるyukari-art, inc.を設立し、国内外の幅広いジャンルのアーティストや在日外国文化機関などと様々な活動をした後、2007年にYUKARI ART CONTEMPORARYと名称を変更。マネジメントアーティストを日本で活動する若手現代美術家に絞りこみました。同年に同名の画廊をオープン。2011年にはユカリアートとして更なるリニューアルを行い、今日に至るまで日本や海外のアートフェアにも積極的に参加しています。
現在はアーティストの活動の範囲が広がり、マネジメント分野の必要性が高まったことやディレクター(代表)の生活拠点が国外にあることから、マネジメント業務を中心に据えつつ、小さなウインドウギャラリー「ユカリアート ミニ」の運営を行っています。
「少ない数のアーティストを丁寧に扱う」ことをモットーに、現在5名の作家が在籍し、各方面で活躍中です。
Director's message/ディレクターからのメッセージ
ユカリアートのWEBSITEへようこそお越しくださいました!
今から16年前の2007年、私がマネジメントアーティストを自らと同じ世代の若手に絞ったのは、取り扱う作品をより自信と説得力をもって紹介するためでした。仕事をはじめた当初はかなり年の離れた先輩方の作品も取り扱わせて頂きました。また、主に日本ではなく海外でアートを学んだため、様々な国のアーティストの作品も扱っていました。それはとても楽しく、実りの多い経験でしたが、彼らが生きてきた時代や環境を自分自身が実際に体験してないことに何か違和感やもどかしさのようなものも感じていたのです。
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アート作品は決して安いものではなく、生活必需品でもありません。
「お客様に高いお金を出して頂くからには人として信頼のおける仕事がしたい。」
「心から自信を持って作品をご紹介したい。」
そのためには
「自分自身が取り扱う作品を最大限に理解し、可能な限りアーティストの代弁者になる必要がある。」
そう考えた私は、生きてきた時代背景が自分と近く、より似た感覚を共有した同世代の作家に絞ることにしました。
あれから16年。出会った頃は20代だった私達も気づけば世の中の中核を担う世代となりました。独身だった作家が結婚して子持ちになったり、逆に家族の誰かを見送らなければならなかったり・・・。アーティストの仕事ぶりだけではなく、人としての歴史も共有してこられたことは私の誇りであり、彼らは家族同様の存在です。
ユカリアートを設立した最初の時から今に至るまで、自分の姿勢として変わっていないのは「小さいけれど魅力的な存在(会社)」であることです。世界中どこにいっても名を知られている大きなチェーン店にはならないけれど、街に必ずひとつはある小さなこだわりのお店のひとつでいたいのです。また、私達が生きる今、この時代は激動の時代です。この激動の時代において作品をみるひとときはせめて、凝り固まりがちな心を思いっきり動かしてほしい。そして何かしらポジティブなプラスの刺激を受けて頂きたい。そんな作品を扱うことも私が一貫してきたことです。
共に仕事をするアーティスト達は大量生産・効率性の時代にそぐわない職人気質のものが多く、こだわりをもった手作業を行っています。その分、作品の絶対数は少なくなります。そこで作品は「お売りする」「買って頂く」のではなく、その作品と作者、さらには私達と心が通った方に「お分けする」という感覚でいます。ですからユカリアートでは基本的に作品を販売するための営業活動はしません。アート作品というものは自主的に「欲しい」と思って買って頂くものであり、こちらから買ってもらおうとするものではないと考えているからです。これまでも、そしてこれからも、私達の活動に共感してくださるご縁のあるお客様と貴重な作品を、ひとつずつ丁寧につなげて参ります。
世界には様々な国・民族・文化があるように、アーティストも彼らが産み出すアート作品も、彼らをマネジメントし作品を取り扱う私達のあり方も同じで多様性が認められるべきです。世界中に星の数ほど存在するアーティストの中から「時代を読み解く鋭い感性を持ちながら、時代にはそぐわないこだわりを持った希少生物のようなアーティスト!」の活動をサポートすることが私、そしてユカリアートの仕事です。私達の活動が同じような感覚を持った方々のレーダーにかかり、「この作品、アーティスト、なんかいいなあ」と思って頂く事。そうやってどなたかの心が動き、小さな「いいね!」の連鎖がつながっていってくれたら本望です。
もしユカリアートのアーティストの中からお気に入りをみつけたら、ひとつでも好きな作品をみつけたら、SNSで「いいね!」を押したり、「share」したり、あなたのお好きなやり方で周りの方にひろめて頂けたらうれしいです。小さな応援の積み重ねが大きな力となり、アーティストを支え、新たなインスピレーションの源となります。
そしてもちろん、実際に作品を手にする余裕をお持ちであればどうぞあなたの家族として作品を迎え入れ、周りの方々に見せてさしあげてください。作品を買って頂く事はアーティストが次の作品を制作する直接的な糧になり、大きなサポートになります。
さて、ユカリアートは現在、アーティストのマネジメントと作品の取り扱い業務を主軸にしつつ、小さなウインドウだけのギャラリー「ユカリアート ミニ」を運営しています(2011年末までは通常の形態のギャラリースペースを運営)。アーティストの画廊外での活躍が日増しに増え、マネジメントの重要性が高まった時期と重なるようにして東日本大震災が発生しました。入居していた古い建物の耐久性に問題が出たことに加え、偶然にも私の個人的な生活の拠点が海外へと移ったことも重なり当時の画廊を閉めてマネジメント業務をメインにする方針へと舵を切りました。現在運営中の「ユカリアート ミニ」はまるで「道ばたに咲く花」のようにさりげなく存在したい、という思いからあえて看板は出さず、毎回小さめの作品1点だけに焦点をあてるスペースです。中目黒周辺にお越しの際には是非「発見」してみてください。
ユカリアートはこれからも自由きままに、どこにも何にも縛られる事なく、自分達のペースとやり方で前進して参ります。
私達の活動が世界中の皆様の心に少しでも触れる事ができますように!
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HISTORY/沿革
【ユカリアート】
- 2005.5
- アーティストマネジメントと展覧会企画を行う
「yukari-art,Inc.」を設立
・日本におけるドイツ年「ドイツ×サッカー×アート展 〜サッカーを通してみるアートとドイツ〜」(2006年1月)、
・イタリア文化会館「地上の楽園 〜the garden of the eden〜」展
(2007年2月)などを企画、開催。 - 2007.10
- 東京都目黒区鷹番に「YUKARI ART CONTEMPORARY」
をオープン - 2011.11
- ギャラリー前身となる「yukari-art,Inc.」設立6周年、
ギャラリーオープン4周年を契機に更なる発展を目指し
「ユカリアート/YUKARI ART」としてリニューアルスタート - 2018.11
- 東京都目黒区上目黒にウインドウギャラリー「ユカリアート ミニ」
をオープン - 〜現在に至る
【主なアートフェア】
- 2007年
- アート@アグネス2007
(YUKARI ART CONTEMPORARYの前身yukari-art,incとして)
東京コンテンポラリーアートフェア2007 - 2008年
- 101 TOKYO Contemporary Art Fair 2008
東京コンテンポラリーアートフェア2008 - 2009年
- アートフェア東京2009 @ TOKIA
アート台北2009
エマージング・ディレクターズ・アートフェア「ウルトラ002」
東京コンテンポラリーアートフェア2009 - 2010年
- アジアトップギャラリーホテルアートフェア香港
アートフェア東京2010
KIAF, Korea International Art Fair 2010
エマージング・ディレクターズ・アートフェア「ウルトラ003」 - 2011年
- アジアトップギャラリーホテルアートフェア香港
ART OSAKA 2011 - 2012年
- アートフェア東京
ART KYOTO
ART OSAKA - 2013年
- Sniff Out
- 2016年
- アートフェア東京
ユカリアート公式SNS
YUKARI ART/ユカリアート
※弊社とアーティストに関する全てのお問い合わせはメールにて承ります。CONTACTページよりご送信ください。なお、アートいううものの性質上、急な取材や仕事のご依頼には対応出来ません。余裕を持ったスケジュールでの問い合わせをお願い申し上げます。また、メールアドレスの記入間違えが増えております。入力の際にはご注意くださいませ。
オフィス
154-0001
東京都世田谷区池尻2-2-10-501
Tel +81(0)3 6421 3341
ウインドウギャラリー「ユカリアート ミニ」
153-0051
東京都目黒区上目黒3-6-11 WINビル 1階 正面右側ショーウインドウ
※中目黒駅そば、「中目黒高架下」沿い
私有地の1階部分に位置しているため、作品鑑賞はお静かにお楽しみください。